ChatGPTには、自分で書いた英文の修正を依頼できます。ただし、「添削して」とだけ頼むと、自分のレベルより難しい英文へ書き換えられたり、どこを直したのか分かりにくかったりすることがあります。
初心者は、英文の意味を変えないこと、使う単語を難しくしすぎないこと、修正理由を日本語で説明することまで指定するのがポイントです。最後に同じミスの復習問題を作れば、修正結果を見るだけで終わりにくくなります。
なお、ChatGPTの回答が常に正しいとは限りません。重要なメール、試験の答案、提出物などは、辞書・教材・先生など別の根拠でも確認してください。
ChatGPTで英作文を添削できる?
ChatGPTへ自分の英文を入力し、文法、不自然な語順、前置詞などの確認を依頼できます。次のような使い方が考えられます。
- 文法ミスを見つけてもらう
- 初心者向けの簡単な英文へ直してもらう
- 修正理由を日本語で説明してもらう
- 元の英文と修正版を並べてもらう
- 同じ種類のミスを練習する問題を作ってもらう
一方で、文章の目的や相手が分からないままでは、意図に合わない修正になることがあります。また、AIによる説明や訂正には誤りが含まれる可能性があります。
添削前に準備すること
英文の目的を決める
日記、旅行、メール、試験など、用途によって自然な表現は変わります。実在する取引先名や勤務先情報は入れず、「初心者の日記」「架空の友人への短いメッセージ」のように伝えます。
自分のレベルを伝える
「中学英語程度」「英語初心者」「難しい熟語は使わない」と指定します。自然さだけを優先して高度な表現へ変わるのを抑えるためです。
個人情報を取り除く
本名、住所、勤務先、患者・利用者、未公開の業務情報は入力しません。必要なら架空の名前や数字へ置き換えます。
個人向けChatGPTでは、入力内容がモデル改善に使われる場合があります。必要ならData Controlsの「Improve the model for everyone」を確認してください。オフにすると、その後の新しい会話はモデル改善に使われませんが、通常の会話はチャット履歴に残ります。
履歴に残さないTemporary Chatもあります。ただし、安全上の目的でコピーが最大30日保持される場合があります。どちらを使う場合も、個人情報や機密情報を入力しないのが基本です。
初心者が英作文を添削する手順
- 添削したい英文を1〜3文に絞る
- 英文の目的と自分のレベルを書く
- 意味を変えずに直すよう指定する
- 元の文、修正版、修正理由を分けて出してもらう
- 分からない修正を質問する
- 同じミスの復習問題を1問作ってもらう
- 重要な表現を別の根拠でも確認する
最初は短い英文で試すと、どの指示が結果に影響したか分かりやすくなります。
初心者向けの指示例
基本の添削
次の英文を英語初心者向けに添削してください。元の意味は変えず、中学英語程度の単語を使ってください。「元の英文」「修正版」「修正理由」を分け、修正理由は日本語で説明してください。判断できない箇所は推測せず質問してください。英文:[ここに英文]
難しく書き換えられたとき
修正版が私には難しいため、もっと短い文と基本的な単語にしてください。変更した箇所と理由も日本語で説明してください。
復習問題まで作る
今回の修正と同じ種類のミスを練習できる穴埋め問題を1問作ってください。答えは最初に見せず、私が回答した後に解説してください。
3種類の誤文を試した結果
英語初心者という条件で3文を提示し、添削後に間違いの理由と覚え方を日本語で説明するよう依頼しました。さらに、元の英文をそのまま使わず、同じ3つの学習ポイントを確認できる別の英作文問題を作り、問題を先に表示してから正解と解説を出すよう依頼しました。
今回確認できたのは、この3文について添削、理由の説明、覚え方、別問題、後出しの正解と解説を表示できたことです。ChatGPTの添削や説明が常に正しいこと、復習によって英語力が上がることを示す検証ではありません。
時制ミス
- 元の英文:
I go to Osaka yesterday. - 修正:
I went to Osaka yesterday. - 今回の説明:yesterdayがある過去の出来事なので、goではなくwentを使う
- 別の復習問題:私は先週、京都へ行きました。
- 表示された正解:
I went to Kyoto last week.

前置詞ミス
- 元の英文:
I arrived to the station at 8 o'clock. - 修正:
I arrived at the station at 8 o'clock. - 今回の説明:場所への到着ではarrive atを使う例として説明された
- 別の復習問題:私たちは午前9時に空港に到着しました。
- 表示された正解:
We arrived at the airport at 9 a.m.

語順ミス
- 元の英文:
I every day study English for thirty minutes. - 修正:
I study English for thirty minutes every day. - 今回の説明:every dayのように頻度を表す語句を文末に置く形が説明された
- 別の復習問題:私は毎日、夕食後に英語を勉強します。
- 表示された正解:
I study English after dinner every day.

指示を変えれば添削の精度は上げられます。ただし「直された英文が実際に相手に伝わるか」はChatGPTでは確認できません。人の講師に添削してもらう形式は、無料体験のWritingレッスンから試せます(クレジットカード登録不要・12,000円/月で回数無制限)。
うまく添削されないときの直し方
意味が変わった
「原文の意味を変えない」「変更が必要なら先に質問する」と追加します。自分の意図も日本語で1文だけ補足します。
英文が難しくなった
語彙レベル、1文の長さ、使ってよい文法を指定します。たとえば「中学英語」「1文12語以内」などです。
理由が分かりにくい
「変更前と変更後を1か所ずつ示す」「専門用語を使わず説明する」と頼みます。
修正が正しいか不安
根拠を尋ねるだけで確定とは考えず、辞書、文法書、教材、先生などでも確認します。
ChatGPT添削の良い点と注意点
良かった点
- 今回の3文を添削できた
- 間違いの理由と覚え方を日本語で表示できた
- 元文をそのまま再出題せず、同じ学習ポイントの別問題を作れた
- 問題を先に出し、後から正解と解説を表示できた
困った点
今回は3文を1回試しただけであり、別の英文でも同様の品質になるかは未確認です。説明が表示されたことと、その説明が常に正しいことは別です。重要な英文や学習内容は、辞書、公式教材、先生等でも確認する必要があります。
ChatGPTだけで十分な人・別の確認手段が必要な人
日記や練習問題など、間違えても影響が小さい英文を反復し、自分で別の根拠を確認できる人は、まずChatGPTだけで試せます。
一方、試験の採点基準、提出物、仕事の重要なメール、契約や医療に関わる文章など、誤りの影響が大きい英文は、先生、専門家、組織の確認手順を優先してください。
日常の短い会話から慣れたい場合はChatGPTで英会話を練習する方法もあわせてご覧ください。添削だけで足りるか、人やサービスによる確認が必要かの判断はAIだけで十分?専用サービスを選ぶ5つの条件で整理しています。
書いた英文が本当に通じるか、人に確認してもらう
ChatGPTの添削は無料で何度でも試せます。ただしこの記事で見たとおり、直してくれるのは「こちらが指示した範囲」までです。誤りがない文が、相手に伝わる文かどうかまでは判定できません。
ベストティーチャーは、自分で書いた英文を外国人講師が添削し、その英文をそのまま使って話す練習まで進む形式のオンライン英会話です。書く練習と話す練習が同じ教材でつながります。
- レッスン回数は無制限(Writing・Speakingとも回数制限なし)
- レッスンテーマ 約1,000件
- Speakingは1回25分。外国人講師とマンツーマン
- 無料体験はクレジットカード登録不要。体験後に自動で課金されることはないと公式に明記されています
2026年9月6日に公式サイトで確認。試験対策コース16,500円/月、日経LissNコース13,500円/月なども選べます。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
向いている人/ChatGPTの添削は使えているが、自分の英文が実際に通じるかを人に確認したい人。書く練習と話す練習をつなげたい人。毎日書く量が多く、回数制限があると困る人。
無料体験はクレジットカード登録不要です。まずレッスンを1つ選び、Writingで英文を送るところまで進めてください。添削が返ってきてからSpeakingを予約するのが正しい順番です(無料体験の進め方はこちら)。
向いていない人/ChatGPTの添削だけで目的を達成できている人。英文を書く習慣がまだない人。無料で足りているなら契約は不要です。まずは本記事の手順を続けてください。
2026年9月6日に無料体験のWriting・Speakingを受けて確認しました。ただし手順を間違えたため、添削の受け取りは確認できていません。実際に受けた記録はChatGPTの英会話練習とオンライン英会話は何が違うかにまとめています。料金・無料体験の条件は公式サイトでご確認ください。
無料のAIだけではなく、英文添削サービスや人の講師まで含めて費用を並べたものは、英作文の添削は無料AI・専用サービス・人の講師で何が違うかにまとめています。
よくある質問
無料でも英作文を添削できますか?
はい。ChatGPTにはFreeプランがあり、英作文の入力と応答を試せます。ただし、Freeプランには利用上限があり、利用できる機能や上限は変更される場合があります。本記事の実体験検証はChatGPT Plusで行いました。
長い英文も一度に入れてよいですか?
初心者は短く区切る方が、修正箇所と理由を確認しやすくなります。第三者の個人情報や公開できない文章は入力しないでください。
添削結果をそのまま提出してよいですか?
おすすめしません。自分で意味を確認し、学校や職場のAI利用ルール、引用・提出規則にも従ってください。
まとめ
ChatGPTで英作文を添削するときは、目的、レベル、意味を変えない条件、説明形式まで指定します。修正版を見るだけでなく、理由を理解し、復習問題へ進むのが大切です。
まずは個人情報を含まない1文で試してください。重要な英文は、ChatGPTだけで確定せず別の根拠でも確認しましょう。
書いて直した英文を、話す練習にもつなげたい場合は、ChatGPTで英語面接を練習する方法で口頭のロールプレイ手順を紹介しています。

